2009年3月
クロス取引
「クロス取引」とは取引業者が取引所にて、同一銘柄で同量の売り買い注文を出すことです。
「クロスレート」とは自国通貨以外の他国の通貨同士の為替レートのことです。
現在、通貨ペアとして人気があるのは、ニュージーランドドルとオーストラリアドルです。
従来は、米ドルが人気でした。
しかしながら、リーマンブラザーズの破綻で、米ドルへの信頼感がなくなってしまったのです。
現在では、米ドルを通貨ペアに含めないで取引をする投資家が増えています。
日本では年々、クロス取引が活発になっています。
一般的に使用されている、「クロス取引」の意味とは。
先ほどのように、米ドルをペアに含まない取引のことを、「クロス取引」といいます。
また米ドルを含まない通貨ペアレートのことを、「クロスレート」といっています。
スイス/円、フラン/円、ユーロ/円、ポンド/円など。
米ドルを含まない円を中心とした取引を「クロス円」といいます。
ユーロを中心とした取引なら「クロスEUR」といいます。
米ドル/円のことを、「ドルストレート」といいます。
現在取引の主役ではなくなった、米ドルです。
しかしこのような言葉があるということは、それくらい影響力が強いということなのです。
米ドルは、経済的な安定性もあり、輸出入制限もないからです。
通貨ペアが安定していて取引しやすいのは、オーストラリアドル/円。
ユーロ/円、そしてやはり米/ドルでしょう。
大きな値動きがあるのは、ポンド/円。
1日に2~3円の値動きがある日もあります。
大きな儲けにつながる可能性があります。
しかし大きなリスクもあります。
初心者の場合は、やめておいたほうがいいでしょう。
信託保全
FXを行う際に重要なのが、信用リスクです。
FX取引業者を決める際、また取引を行う際にも重要なことです。
せっかくFXで利益を得ても、取引業者が破綻してしまったら資金は戻りません。
投資を行うにはこのようなリスクが発生します。
信用リスクは、破綻することのない取引業者を選ぶこと。
破綻したとしたら、その後の保証内容、信頼度を見なければなりません。
「信託保全」とは。
FXの取引業者が、投資者から預かった証拠金を、第三者機関(信託銀行)に管理をさせる。
資金保全の方法です。
取引業者の資産とは別に管理されています。
これは、投資者の証拠金の保全を目的としたもの。
万が一取引業者が破綻した場合は、信託銀行から証拠金を返却してもらえます。
それは、信託財産の範囲内になります。
元手金額を保証するものではありません。
また取引業者の保有の資産とは別に投資家の証拠金などを管理することを「分別保管」といいます。
分別保管は、2005年7月金融先物取引法において義務付けられました。
しかし、「信託保全」は義務化されていません。
取引業者によって導入具合が違うのです。
信託保全が整備されている取引業者は、安心で信頼のできる業者ということになります。
チェック項目としては、円だけではなく外貨の証拠金も保全しているか。
証拠金全額を保全しているか。信託保全を管理する第三者機関があるか。
取引業者破綻時に信頼できる人が証拠金を返還してくれる仕組みができているか。
このようなことをみながら取引業者を選んでみましょう。
損失の抑制
FXではレバレッジなどを利用して、大きな利益が得られます。
しかしその一方では、大きなリスクもかかえています。
これらのリスク管理として、損失を最低限に抑える方法があります。
FX市場は24時間稼動しています。証拠金以上の損失を抑えるのに有効な手段です。
FXの取引業者の多くは「マージンコール」「ロスカット」というルールを用いています。
元金の証拠金が全てなくなってしまう前の、安全対策です。
「マージンコール」とは。
証拠金が損失を被り一定の割合を下回った場合、取引業者から発せられる警告のことです。
メールなどで通知されます。
取引業者により割合は異なります。
例えば、証拠金が40%で警告が発せられる取引業者の場合。
証拠金を最初に100万円入れていて、損失が60万円になったら警告が発せられます。
警告を受けたら、追加で証拠金を入金して担保を増やす。
あるいは、その時点で確定して取引を終了しなければなりません。
証拠金の追加入金期限は1日くらいあるので、安易に追加しない。
取引を検討しなおして、よく考えてから入金なり確定なりをしたほうがいいでしょう。
「ロスカット」とは。
証拠金が損失を被り一定の割合になった場合。
さらなる損失を抑えるために、自動的に決済されてしまうことです。
取引業者からの警告はありません。
しかし損失を抑えることができます。
取引業者のレバレッジ、証拠金、コース設定などによって違います。
しっかりと確認しましょう。