FX用語

機会損失

不況下において、FXというのは強い金融投資であると言われています。
理由は、株の銘柄のように一気に数分の一になったりはしない事、また、通貨を対象としているので、株のようにその会社が潰れて株券が紙切れになるという事がない事などが挙げられます。
更には、売りポジションから先に確立できる「空売り」があるので、不況でも稼ぎやすい、という点も大きいようです。
空売りはFX用語ですね。
そこにないものを売る、つまり本当は持っていない通貨を借りて売る、という時に使います。

そんなFXですが、いくら不況に強くても、これをやっていては儲かるはずもない、という行為があります。
FX用語でいうところの「機会損失」です。
これはFX用語に限らず、すべての金融投資で使われている言葉です。

機会損失とは、要は設ける機会を逸するという行為です。
例えば、非常に大きな値動きがあった場合でも、通貨を買わずにスルーし、現在持っている通貨が大きく値上がりしたにも拘らず、売る事無くずっと持っている、といった行為です。
ナイーブになりすぎ、もう少しすれば状況がまた一変するのではと警戒しすぎた結果、好機を逸したという状況の事です。
臆病で慎重な人ほど、この機会損失を起こしやすいですね。

不況というのは、一種の好機です。
不況の波に背中を押され、勢いで売り注文を出す人が多い為、為替市場は非常に大きな下落を見せますが、それがそこを付いた場合は逆に反発して上げるケースがほとんどです。
その時、通貨は割安感がかなりある状態になります。
それが、2008年末~2009年の状況と言えます。
ここで動かなければ、機会損失です。


クロス取引

リーマンショックの影響で、アメリカドル(米ドル)に対しての信頼感はかなり揺らいでいます。
崩壊しつつある信頼の中、多くの世界各国の投資家はアメリカドルをペアに含まない取引を積極的に試みようとしているようです。
アメリカドルは世界経済における中心の通貨であり、為替市場における揺ぎ無い主役でしたが、それが徐々に変化しています。
アメリカドル以外の通貨で組み合わせを作るという投資家が非常に増えています。
こういった、アメリカドルを含まない取引の事をFX用語で「クロス取引」と言います。
また、同様にアメリカドルを含まないレートの事をFX用語で「クロスレート」と言います。

アメリカドルを含むか含まないかでFX用語が出来上がるという事は、それだけアメリカドルの力が大きいと言えます。
それは、現在においても変わることはありません。
ただ、クロス取引が需要を大きく伸ばしつつある今、クロス取引という言葉自体にあまり必要性が無くなる可能性もあります。
アメリカドルを含まない組み合わせは珍しくないという状況が待っているという事です。
ただ、クロスレートを見る限り、どの組み合わせでも現在かなりレートが低くなっています。
そう考えると、アメリカドルだけが市場から見放される、という事はちょっと考えにくいかもしれません。

日本の場合、クロス取引は年々活発化しています。
少し前までは南アフリカランドが人気でしたが、2006年をピークに下降し、2008年に入ると一気に崩れました。
今は中東の方に投資家の興味が向いているようです。


IFO注文

FX用語の中には様々な注文がありますが、その中の一つにIFO注文も含まれています。
このIFO注文は、FX用語の中にある注文の中でも特に使い勝手が難しい部類といわれています
ただ、その分使いこなせればとても大きな武器となるでしょう。

IFO注文とは、「If Done One Cancels The Order」の略です。
これを見ると何となくピンと来るかもしれません。
このIFO注文は、他のFX用語でもある「IFD注文」と「OCO」注文の複合なのです。
IFD注文は主に買い注文の際に使われ、OCO注文は売り注文で使われるので、複合が可能なのですね。

では、使い方の簡単な例をここで紹介します。
現在の為替市場が1ドル=98円としましょう。
更に、現在の市場の動向を見る限り、1ドル=97円50銭~98円20銭までの範囲で値動きしている、と分析できたとします。
その場合、例えばIFD注文で97円60銭を買い注文、そして98円10銭で売り注文を出せば、利益を得る可能性が高いと言えます。

ただ、必ずしも理想の結果になるとは限りません。
その後急激に円高が進み、1ドル=97円くらいまで一気に下がる可能性だってあります。
そうなると、大きな損をしてしまいますよね。
かといって、ロスカットの売り注文を出して収益の機会を失う可能性も否定できません。
そこで、IFO注文が有効なのです。

IFDでは一つしか出せない売り注文を、二通り出せるのです。
この場合は1ドル=97円60銭で買い注文を出し、もしこれが成立したら、98円10銭、もしくは97円20銭で売る、といった感じの注文になるでしょう。
これで、損切りも利食いも可能になります。



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